アラサーOLの婚活にまつわるあれこれ

結婚相談所や合コンなど、婚活に関わるような話題メインでお話しします。

いのち

お久しぶりです。ハナです。

前の更新からだいぶ時間が空いてしまいましたが、この数ヶ月色々なことがありました。


前回の記事でお話しましたが、無事に第一子を出産いたしました。
そして、出産から程なくして父が他界いたしました。

数年前にとある病気が発覚してから、父は何度も手術や入退院を繰り返しておりました。
いわゆる不治の病と言われる病気であり、延命のための治療を行っていたのですが、亡くなる半年前まではすごく元気でした。
父はなくなる2ヶ月前に容態が悪化し入院したのですが、父の入院中に私は出産しました。
入院したところでもう打てる手は何もなく、入院中に父はどんどん痩せ細り、話すのもやっとといった状況になったと聞いています。

そんな父を見て母が病院ではなく最後の時間を家族で過ごし家で看取りたいと在宅看護を選び、私の出産後の退院と同じタイミングで父も退院し実家での生活が始まりました。

退院した父を家に迎え入れた日、すっかりやせ細った父を私は直視できず、父に悟られないように隠れてずっと泣いていました。
遠くない未来に別れがあることはわかってはいましたが、その覚悟は出来ていなかったのです。

退院直後の父は、一人でベットから出ることもできないし、顔の筋肉の衰えからか何を喋っているかも聞き取るのが困難でしたが、1週間ほどすると退院時よりも素人の私から見ると足取りも言葉もしっかりしてきたので、もしかしたら良くなっているのかもと甘い考えを抱いてしまいました。
その頃、私の子供をベットで抱っこしてもらいました。

しかし良くなっているなんてことはなく、その後すぐベットから動けなくなりました。
父が亡くなるその日、家で父のお見舞いと私の出産祝いということでちょっとした親戚の集まりの予定がありました。
私は朝からでかけており、昼過ぎに父の好物を買って帰宅。

多分その時の光景はずっと忘れられないと思います。
私が帰宅した本当に直前に父は眠るように息を引き取っていたのです。
詳細は書きませんが、偶然にも父のことを大好きな人達に囲まれながら父は旅立ちました。

少し時間がたった今でもまだ信じられません。
いつもの笑顔でひょっこり私の夫との住まいに顔を出してくれるんじゃないかと思ってしまいます。

周りの方に「孫の顔を見せられて良かったね」とよく声を掛けて頂きます。

花嫁姿を見せられてよかった
旅行に連れて行けてよかった
孫の顔を見せられてよかった

これらの良かったは、残された側の自己満足でしかないし、もっとこうすれば良かったと思うことはたくさんあります。

後悔は尽きないけど、これでよかったと思っていくしかない、そう考えています。


お父さん、お疲れ様でした