アラサーOLの婚活にまつわるあれこれ

結婚相談所や合コンなど、婚活に関わるような話題メインでお話しします。

色々あった無痛分娩での出産

こんにちは、ハナです。
今更ですが、出産について書こうと思います。

私は無痛分娩で出産しました。
痛みに弱いわけでもないのですが、しなくていいならしたくないという気持ちと、あまり私の周りがやってないことを経験してみたい気持ちでなんとなく無痛分娩を選びました。

私が通っていた産院は半分以上の方が無痛分娩を選んでおり、麻酔の先生の評判も良いところでした。

そこは基本的には自然な陣痛が来たあとに麻酔処理を行う方法を推奨していました。

が、私は予定日過ぎても中々うまれる気配がなく、やむなく入院して陣痛促進剤等を使っての無痛分娩となる予定でした。

入院予定日の朝、しばらく家を空けるため夫に作り置きを作っているとなんとなーくお腹が痛くなりました。
その後も家事をこなしつつ腹痛が強くなってきたので陣痛かな?いや、こんな痛くないわけ無いだろwと陣痛の線を排除して電車で入院のため病院に向かいました。

病院についたら、外来フロアで内診後に入院フロアに移動だったのですが、外来が激こみで一時間ほど待つことに…
その間普段の生理痛を遥かに凌ぐ痛さになったのに混んでいて陣痛が来ていることを申し出ることができず、内診してもらう頃にはかなり子宮口が開いていて、すぐ麻酔の処置をしてもらうことになりましたw

で、麻酔の処置自体はちょっと管?が通っているなと感じるくらいで全然痛くなかったです。
しかし、結構な確率であるらしいのですが、麻酔を入れると陣痛が遠のいてしまう現象が私にもおこり麻酔を一旦やめて部屋に返されました。
助産師さん曰く、「陣痛遠のいていたくないと思うから、一晩リラックスして過ごしてくださいね」とのこと。

しかし、部屋に返された直後、つまり麻酔が切れたあたりから陣痛がめちゃくちゃ戻ってきました。
本当はすぐにでも麻酔を入れてほしい、でも初産のためこの痛さが本当に麻酔を入れるのに値するのか、まだまだ序の口なんじゃないか…そう迷い一人で耐えること一時間…陣痛の感覚が3分を切ったので流石にそろそろいいだろうとナースコールをしました。

しかし、一向に誰も来てくれません。
一人で更に一時間くらい耐えたところで、出産ラッシュでなかなか来てくれなかった助産師さんが来て下さり女神に思えました。

分娩室にうつり、内診してもらったところ子宮口全開でもうすぐ産まれるかもとのこと。

あ、やはりこの痛さは結構終盤の痛みなのねとほっとしつつ、あまりにも痛いので早く麻酔を…との気持ちでいっぱいでした。

助産師さんに、もう麻酔が効きますからね!よく我慢しましたね。と言われながら、病院到着後に処置したところから麻酔を入れてもらう。

あぁ、これでようやく楽になれる!と思ったのに一向に痛みが引きません…

慌てる助産師さんをよそに先生が来て
「どうやら、ハナさんは背骨の一部が歪んでいるようで麻酔が正しく入ってないです。打ち直します。」と。

陣痛に耐えながら麻酔を打ち直してもらいました。
しかし、2回目もうまく入らず3回打ち直してもらったのですが、上手く入っている確証はないとのこと。

先生が夫に「もう陣痛も進んでいてこれ以上の打ち直しはできないので、このまま痛みありでいこうと思います」と話しはじめ、絶望に打ちひしがれました。

しかし、痛がる私の姿を見て先生が90分だけ絶対効く麻酔を打ってくれました。
痛すぎてその90分の麻酔が何なのか、なぜ90分しかだめなのか、などなど全部覚えてませんw

その麻酔を打ってもらうと息をするのも辛いくらいの痛さが嘘のように引きました。
その時の私は
「90分しかない、なんとしても90分で産むしかない」ということで頭がいっぱいでした。

しかしながら、やはり麻酔が効いてると陣痛も思ったように進まず前半は進捗なし…
後半、麻酔がきれてくるにつれて陣痛も一気に進みました。
それでも麻酔が完全にきれる前に産みたい一身で懸命にいきみ、程なくして無事に第一子が産まれました。

正直最後の方はすごく痛かったし麻酔はおそらくきれていたのでは?とのことでしたが、いきむのに必死で痛いけどそれどころじゃないという感じでしたね…

文章にすると暴れてそうですが、病院についてから最後まで八方美人の私はとても落ち着いてるように見えたと思いますし、イレギュラーなことがあったのに初産とは思えないほど冷静でしたねと実際言われました。

ようやく病室に帰れる!と思いきや、全く足に力が入りません。
どうやらお腹に効くはずの麻酔はすべて足に入っていたようでそのまま分娩台の上で夜を明かすことになりました。
歩けるようになったのは半日後でした…

分娩台の上で一人休んでいると、お隣で分娩が始まり、スタッフの皆さんがバタバタされていました。

しかし、私には気がかりなことが2つありました。

1つは、腰あたりに神経に触れているような痛みがあること。
陣痛とは方向性が違いますが、かなーり痛いのです。
でも忙しそうだしな…とお隣の分娩が早く終わることを願っていました。

もう1つは尿で膀胱がパンパンなことですw
結局分娩が終わるまで数時間我慢をして気がつけば6時間くらいたち、寝ずに朝を迎えました…

お隣のご出産を心から祝福しつつ、スタッフの方に痛みについて申し出たところ、もともと打っていた麻酔の管が神経に触れていて痛いとのことで管をとってもらうと痛みがなくなりました。
余談ですが、神経に触れていたためこっちの麻酔は何度打ち直しても正しい場所には入らなかったようです。
※関わってくださったスタッフの方ほぼ全員にうちの先生は麻酔が上手でこんなことは初めてだと言われましたし、先生のせいではなく私の背骨の歪みとギリギリまで陣痛を我慢してしまったが故に痛みで上手く麻酔を入れる体制をとれなかったせいです

尿については、歩けないため管を入れてとっていただきましたが、びっくりするくらい溜まっていましたww

そんなこんなで無痛分娩の恩恵をあまり受けられずデメリットばかりが目立っているように見える私の出産ですが、次に産めるならそれでも無痛分娩を選びます。

陣痛マックス状態からの無痛は幸せすぎました。
あの痛みから開放された瞬間は忘れられません。

今回の教訓は、出産のときくらい八方美人をやめてわがままになることです。
今回残念なことになったのは、スタッフの方が忙しそうだったので
・陣痛を我慢しすぎたこと
・麻酔に違和感があったのに申告しなかったこと
が、主な原因だと思っています。
※背骨の歪みがおそらく直接原因ですが、健康診断では指摘を受けない程度の極めて軽度の歪みなので、これくらいなら普通は難なく麻酔できているようです。しかし私が違和感を伝えられずに麻酔処置の不備の発覚が大変遅れました

ちなみに、私が尿意と戦ってるときにお隣で出産された方は、最後のいきむ前までは寝ていて、産む直前にスタッフの方に起こされていました。
う、羨ましすぎるー!

無痛分娩だからと全くお産に対する不安がなく、実際に入院に向かうときも遠足気分だったので、はじめから痛い頑張る!って気合入れてればもうちょっと違ったのでしょうか。
いや、痛いものは痛いですよね。